ジオン公国軍
イフリート (HH)
グフとドムの中間に位置する陸戦用MSとして、地球方面軍の主導により開発が進められたが量産化には至らず、完成していた少数の試作機のみが存在する希少機をヘレナ・ヘーゲル用に急遽調整した機体。
完成した試作機はかなりの高性能を発揮したが、生産性の低さが量産化への妨げになってしまった。
一説には、地球方面軍の権限の低さや、既に次期主力機開発へ向けて本国が動き始めていたことなどの政治的背景が関係しているとも推測される。
実戦に投入された試作機の多くは、特殊部隊に配備され、それ以外は新兵器開発の実験機として利用されたことからも、本機の基本性能の高さがうかがえる。
汎用機ながら一撃離脱の近距離戦闘を得意とし、スモーク・ディスチャージャーによって一時的に身を隠すなど、ゲリラ戦法に向いた機体といえる。